With You

宝塚と防弾少年団を愛する大学生が、なんでもかんでも書くブログです

Still With You

彼の曲が公開された。

 

"Still With You"

 

"まだあなたのそばに"と名付けた中に彼は一体なにを込めたのだろう

 

最初に言っておくが私は音楽の専門家でもBTSの批評家でもなんでもないただのそこら辺にいる大学生だから、この感想が何か人の共感を生むはずだとかみんなに共通して感じてもらうことだなんて微塵も感じちゃいない。これはただのわたしの思ったこと記録で

もしかしたらそれに共感してくれる方もいるかもしれないし、「私はここはこう感じました!」と教えてくれる方もいる。

まあこんなことわざわざ書かなくても分かってくださってることだと思うけど。

 

 

今までボーカルラインの自作曲はゆったりとして穏やかな中に静かさがあるイメージだった。ギターがBTSの曲と違って多用されていることからもわかる。

BTSの曲から感じるような底に鳴り響く電子音は感じない。ギターの音色に乗せて静かに語って私たちに「実はね、」とひっそり教えてくれるような曲たち。

 

まずこの曲は

雨降る音から始まり、音質の悪いラジオを通したような彼の語りが聞こえてくる

そのメロディは悲しさが詰まっている気がして、なんだか私の胸も詰まる

 

 

"僕は本当に崩れてしまいそうになる"

"僕1人が踊っても雨が降ってるじゃないか"

 -"Still With You" by Jungkook

 

 

もしかしたらこの曲は「ちょっとバラードっぽくしてみようかな」と思いたって素敵な歌詞を書いて、彼の実力で感情ましましに歌った歌かもしれないから、「彼はこれを思ってこの曲を作ったんだわ!!」なんて言わない。ただ私がこの曲を聞いて思い出したのはBTSの辛さという側面だっていう話。

 

 

ジンニムが言っていた。

「得るものがあれば失うものもある」

ユンギが言っていた。

「普通のことがすごく特別なことだ」

と。

私には彼らが笑顔で世界を飛び回る裏の悲しみはわからないけど正直私だったら確実に耐えられないと毎度思う。

 

BTSはもう、ただ歌と踊りが好きだからということだけで続けられるほど単純なものではない規模だと思う。

彼が高校生の時、まだ彼は純粋に周りを、ファンを信じられたかもしれない。

でももう7年だ。きっとたくさんのことがあった。信じていたはずの周りに、ファンに、裏切られたこともあっただろう。そう思うとなんだか私の胸がえぐられて仕方ない。

22歳の彼は私が22歳になったときとは全く違う経験をして、その分嫌なことも私よりたくさん目にしている。

それが私たちの愛によって掻き消されているだろうか、私たちの愛がちゃんと彼に届いているだろうか。

 

彼がふと口にした「ARMYは正しいですから」という言葉に私はめちゃくちゃ不安になったことがある。

そんなに盲目的に私たちを信じないでほしい。私たちはいつあなたの幸せを作れなくなるかわからない。あなたの為と思ってしたことが悪い結果を生むかもしれない。それでも「ARMYは正しいから」と自分の思いを押し殺してしまうのではないか。

 

私たちはあなたがカッコいいから好きだけど、だからってニキビができてたりめっちゃダルダルの韓服を着ていたり今までと違って少し髪を伸ばしてみたあなたに失望なんて絶対しない。

あなたの歌が好きだけど、だからって喉の調子が悪くて歌えないあなたを価値がないなんて絶対思わない。

あなたの踊りが好きだけど、怪我でずっと座って見守らなきゃいけないあなたがたくさん自分を責めてないかってとても心配になる。

キャーキャー言っている奥にある本当のこの気持ちをちゃんと彼が分かってくれているか

と思っちゃう。

 

でもきっと、彼はわかってくれてる。

コンサートで空を飛びながら優しく私たちを見つめる目や、私たちを思って流す涙や、たくさんの笑顔がその答えだ。

いつも言っている「ありがとうございます」「愛しています」の言葉。言われすぎて麻痺してるけど、これが私たちの精一杯送った気持ちへの返答なんだと思う。

私が不安に感じた「ARMYは正しいですから」の言葉は私たちの愛を分かった上での言葉なんだと、私は彼を知れば知るほど実感するようになる。

 

お金を稼ぎ、有名になった今、もちろん目標はあるんだろうけど、こんな辛い仕事をやる理由として最後に残ったものがARMYに届けたいからであることに不安ではなく幸せを感じるべきだ。

 

私たちは間違ったことをする。

でも彼を愛していることは紛れもなく正しい。それが「ARMYは正しいから」の意味なんじゃないかと私は思う。

私たちそれぞれなりの彼の愛し方を彼は正しいといってくれてる。私たちはこんなにも愛されている。

 

 

彼がこの曲のビハインドをいつか語ってくれるかはわからないけれど、霧が晴れる頃に走っていって無条件に抱きしめてくれる人が彼の人生にずっと寄り添っていることをただ願う。

いや、私たちはたとえあなたが1人だと思っている雨の中でも待っている。心の片隅にでもそれを覚えていてもらえると嬉しい。

 

一緒に花道を歩いて行こうね、ジョングク 



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