With You

宝塚と防弾少年団を愛する大学生が、なんでもかんでも書くブログです

アイドルって

アイドルって大変だとめちゃめちゃ思う。いや、むしろアイドルという職業について考えるとき大変すぎて私には絶対できない職業だと思うことが大半だ。

 

でもたまにアイドルっていいよなと思うことがある。頻度は少ないけど、時々感じるアイドルの魅力はとてつもなく光り輝いていて眩しいものだ。

 

アイドルは同じグループのメンバーで宿舎での生活を過ごし歌やダンスの練習に明け暮れる。毎日ずっと練習をするのは、いくら曲が好きでもいくら踊りが好きでも疲れるだろうしずっと室内にいて頭が回るだろう。

だからといって迂闊に外に出るとパパラッチやらファンに見つかって気分転換どころではなくなる。何も考えずに外を歩く尊さを私はアイドルたちから知った。

このネット社会では意味のわからないことを手がかりにするアンチはたくさんいる。気にしなければいいと言えばそれまでだが、こんなに自分を嫌う人がいるということだけで心が壊れてもおかしくない。

忙しいことはありがたいことだろうが果たして100%良いことなのか疑問を感じてしまう時もあるかもしれない。歌と踊りが好きだというだけで耐えられる仕事だとは私には到底思えない。

本当にアイドルというのは大変だ。

 

でもやっぱりアイドルに惹かれる。なぜならアイドルは私が忘れ去った青春の延長を走ってくれている気がするから。

 

なにかに熱中し、大きな夢を持って追いかけ続けること。

辛いことも多いけれど、自分のきた道を走り続ける姿をいったい私はどこに置いてきたのだろう。つい横を見てはみ出していないことを確認して無難なことを選択する私は、自分の魅力を理解して恥ずかしさやらなんやらを張り切って自分の魅力を最大限伝えてくるアイドルの後ろに、私は自分のなれなかった姿を映し出しているのかもしれない。

 

仲間と一緒にいること。

きっと「メンバー」という関係は一言では表せない。ずっと一緒に住みながら仕事の疲れや悩みもわかちあって、とんでもない規模の嬉しさを共にして、そんな関係性の仲間はこの先の私の人生にはきっと現れないと思ってしまう。家族のように自分の心に浸食しつつも友達のように手を繋ぎあえるそんな仲間。信じ合える仲間。そんなの私は高校の部活を最後に手放してしまった、いや当時もそんなに強い絆で結ばれた仲間はいなかったけれど。

いまの目標は誰かとクオズのようになることだ。

 

これは語弊があるかもしれないけれどやっぴりアイドルは青春だと私は思う。いろんなことで泣いて笑って成長して、前を向いて。そんな姿を見るたびに私はアイドルを好きになることの意味を感じる。

 

今日は虹プロのデビューメンバーが発表された。配信当初から見ていて、みんなの技術・外見、そして心の成長に胸が締め付けられたけれど、あれこそ本当に青春だった。最後のみんなの涙。デビューできる嬉しさ、落ちた悔しさ、仲間と共に歩めない悲しさ。あの涙に詰まっていたものはどれほど輝いているだろうか。何年も経ってあれは良い思い出だったよねとサラッと振り返っているかもしれないけれど、あんな青春は私たちには感じられないものだ。

 

 

いまこの世で頑張っている全てのアイドルたちを心の底から尊敬している。これからも彼らが見せてくれる儚い青春を大切に見守っていきたい。